ロシアから白樺細工

２０１７年ありがとうございました

２０１７年も色々な方にお世話になり、またご依頼いただいた皆様にはお時間をいただきながら制作を進めることができ感謝しております。　

きたる２０１８年も引き続きよろしくお願い致します。

２０１７年に引き続き、２０１８年もまたお立ち寄りいただければ嬉しいです。

残り少しの２０１７年穏やかにお過ごし下さい。

　２０１８年は春までに引っ越しがあり、この時期はご依頼いただいた場合落ち着くまでお待ちいただくことになりますがご考慮いただければと思います。

お正月準備ちゃくちゃくと

　昨日末広がりの八の日に日本から持ち込んだ鏡餅と干支白樺細工を飾りました。

　これはリビングの鏡餅。

　他に寝室と台所、玄関で鏡餅を飾って新年を祝う準備が整いました。

　玄関扉には簡単ですが注連飾りも。

　集合住宅で、クリスマス前になると子供達が一芸や詩の朗読をする代わりにお菓子をもらいに回ってきたりするので、いたずらされるかな？と思ったけれど今の所大丈夫のよう。

　あとはなんちゃっておせちやあんこの用意をしつつ大晦日を迎えることになりそうです。

真冬らしい気温の日の白樺を眺める

　氷点下４０度の朝から気温が少し上がり氷点下３５度ぐらいの時間帯に散歩をしました。

　街路樹の白樺は小さい鳥のような形の種をたくさん周りに撒いています。

　スズメが枝に止まってついばむ度に更にはらりはらり。

　こんなに寒い時に散らなくてもと思うけれど、これもまた自然の営みですね。

　昨日今日と気温が下がりました。

　明日はぐっと上がるらしい。

　なんだか村としては気温高めで昨日今日ぐらいの冬らしい気温が珍しいそんな暖冬に体が微妙についていきません。

　寒いなら寒い方が楽なのだけれど。

　天気予報では明日２０度近く上がるとか…。

　まあ２０度上がってもがっつり氷点下ではあるけれど、２０度って大きいですよね。

　ロシアは大晦日から新年ももちろんだけれど、１月６、７日のクリスマスが大きな行事なので体調管理万全で臨まねばなりません。

　寒さに耐えてたくましく育つ白樺を見習わなねば。

新しい材料の説明をしてもらう

　芸術家さん宅へお邪魔したら籠用の材料が束ねてありました。

　柳と赤松の根。

　赤松に続き柳も素材として取り入れている芸術家さんの習得の早さに脱帽です。

　私ももう少し赤松の根を白樺細工と共に扱えるように精進しなければ、と思った夜でした。

Merry Christmas

Merry Christmas

　東シベリアド田舎の村は夜になり氷点下３０度を下回り本来の村らしい気温になりました。

　昨日までは２０度台になれば寒い方だったのに一気に寒くなっていますが、村はただいま宴会シーズン真っ只中。

　今日も知人宅からの帰り道、熱気が外に湯気となって溢れるほど踊っているのがわかる店も。

　ロシアのクリスマスはまだ先ですが、宴会シーズンということもありなんだかワクワクした気分が満ちているそんな夜でした。

　

　明日から日本は大晦日へ向け気分一新となるところでしょうか？

　村は１月７日以降も１９日の神現祭りまでЁлка（ヨールカ／樅の木）を飾っておくのでクリスマス気分が続きます。

　

穏やかなクリスマスイブをお過ごし下さい

　２０日に村に入ったものの氷点下１０度台と北海道の方が寒くて雪が厳しいのでは？というほど暖かい気温でしたが、今日は少し気温が下がり、朝の時点で氷点下２０度、夜に向け氷点下３０度ほどまで下がるそうなのでさらに一段と冷え込んできています。

　昨日までは雪が舞っていましたが、今日は晴れ渡り雪降るイブとはなりませんが、雪景色にリアルもみの木を見ながら過ごしています。

　村は圧倒的にロシア正教の信者が多い関係でクリスマスは年が明けた１月６日がイブ、７日がクリスマス当日です。

　そのため今日はごく普通の日曜日。

　ネットのニュースや皆さんのブログで「ああ、日本はクリスマスイブだった」と思い出しています。

　今日の一枚は干支用に製作していた犬とサンタクロースのカードを。

　穏やかなクリスマスイブをお過ごし下さい。

展覧会で師匠の新作を楽しむ

　今日は村の文化会館で絵画を教えている芸術家さん主催の展覧会があり、そのオープニングパーティーへ行ってきました。

　絵画教室の担当として活動しているとはいえ、白樺細工や根／枝を使った籠も展示されています。

　こちらは赤松の根と柳の枝を使ってつくられた籠。

　私も挑戦したいところですが、芸術家さんをもってしても「ものすごい力がいる」と聞くとなかなか手が出せない。汗

　まずは鍋敷きやコースターのような平らなものから挑戦していこうと来年の目標が。

　奥には白樺細工の籠に加え芸術家さんが旅行先で落ちていたユーカリの皮で作った籠も展示されています。

　ユーカリの樹皮で作ったものは白樺より柔軟性がなかったとかで隙間が空いていて素朴な雰囲気です。

　色が違う部分は村へ戻って白樺樹皮を編み込んであるとのこと。

　手近な材料で籠を作るというのは白樺細工の発生にも繋がる部分。

　私も見習いたい。

　まずはのんびり旅行できる環境になることが先決だけれど。苦笑

　身につける装飾品というテーマの展覧会へ出品した際の白樺細工。

　ロシアの伝統的衣装に使う髪飾りや装飾品を白樺樹皮で製作してあります。

　樹皮を自在に使いこなせるところはさすが師匠。

　私はこういうところがまだ頭固くなかなか出来ません。

　松の根が手に入ったら作ってみたいと思っている籠。

　私はやはり芸術家さんのように編み目の隙間を利用して閉じていく作り方が好みなのでこの方法で日本へ戻ったらぜひ。

　丸太で組まれたЁлка（ヨールカ／樅の木）には白樺細工のオーナメントも。

　村でも売っている白樺細工の子供向け指南本にも掲載されているバラをあしらって。

　同じヨールカには他にも白樺樹皮で作った猿のオーナメントもありました。

　これおへそとかまで作られていて微笑ましい。

　他に手芸のフクロウや切り株に描かれたロシア伝統工芸の花々がヨールカを飾っています。

　昨日急に誘われた展覧会オープニングでしたが、白樺細工以外にたくさんの絵画も見ることができなかなか楽しい時間となりました。

　日本へ戻ったらまたこの楽しい思い出を元に白樺細工を製作していきたいと思います。

赤松の根かがりキャップ納品しました

（写真SLOW様よりお借りしております）

　現在旅行前ということもあり、白樺細工の製作は少しお休み中。

　年末年始はロシアで過ごすことになったので、次に白樺細工を始めるのは年明けとなる予定です。

　

　現在SLOW様にて写真の糸切り鋏用キャップ根かがりタイプ（赤松の根を使用しています）のお取り扱いが開始となりました。

　白樺樹皮で止めているものと同様にお手にとっていただけると嬉しいです。