2014年 06月 30日
白樺樹皮の採取へ |
今週から大きめの籠に入ると予定していたのですが、急遽樹皮採取へ同行となりました。
芸術家さん宅の車が修理からなかなか戻ってこなかったため、村へ戻ってから時間がたちましたが、今日採取へ行くと連絡があったので森へ。
最初に入ってみた森はどの樹も時期でないうえにとにかく太い樹が少なかったので次の場所へ。
村の周りは森だらけですが、整備されている森ではないためとにかく足場悪く樹々の間倒木の上をまたいだり下をくぐったりして採取に辿り着く前に汗だくになってしまいます。苦笑
以前参加させて頂いたワークショップで訪れたフィンランドの森の何と入りやすい事か。
2箇所目の森へ行く前にややへばり気味でした。
それでも2箇所目の森で状態の良い美しい樹皮を採取するに至りました。
何本当たっても駄目だった1箇所目の森は疲れの方が強かったけれど、2箇所目の採取は本当にあっという間に感じる集中した時間でした。
お昼に村を出たと言うのに、戻って来たのは夕方17時過ぎ。
充実の作業はあっという間。
写真は2箇所目の森で最初にこれは?と見つけた白樺に刃を入れ傷を付けたらあれよあれよとパキパキパキ、ペリペリ〜っとこんなに大きく浮き上がり今正に採取の時だと言う事を伝えてくれています。
この音は何度聞いても嬉しくなります。
2箇所目の森へ入って行くと最初に現れたのは風にそよぐトクサの群生でした。
芸術家さんの話では春先ま手前の枯れ草や苔で覆われているところまで水が来ていたのだそう。
その時も美しかったのだろうなと思いながら一枚。
心地よい風がトクサを波打たせ、中心部は上部のぽっかりと飽いた空間から陽射しが丸く差し込んでいて何とも言えない心穏やかな景色でした。
採取中少し手を休めて上を見上げるとつかの間の晴れが雲間からのぞいていました。
この後また曇っていき丁度樹皮を車へ積んで村へ向け走り始めたら雨が降って来ました。
いやー良かった採取中は雨降らなくて。
私は制作する物の大きさや使用する帯状樹皮の寸法が基本的に毎回違うため樹皮はこのように丸めた状態で保管し、使う時に延ばしながら帯状樹皮の切り出しをしていきます。
さて、この樹皮を使うのは何時になるでしょうか?
明日の予定がまだ確定していませんが、樹皮採取の場合、作業は明後日から再開となります。
by yamazou13
| 2014-06-30 18:58
| 白樺について