2014年 02月 03日
キャニスタータイプの制作へ入りました |
G様ご依頼のキャニスタータイプ容器に籠蓋白樺細工の制作へ入りました。
今日は容器側面樹皮の外側と内側を密着する様に型へはめ成形中です。
今回は今まで制作している物より大きい底面となる関係で、間に入れる木材が足りるか不安になりつつ組んでみたら何とか足りました。笑
本当は間に入れる木材の幅が全て同じ方が良いのですが、端材を掻き集めているため微妙に凸凹です。
このように継手にして組んだ樹皮を一度雪に浸けて(雪を挟んだまま内側と外側を合わせる)型へ入れて延ばします。(雪が無い時期は一度水へ通します)
芸術家さんはお父様からその方法を習ったそう。私は芸術家さんから水分を与えた状態で延ばす様習いました。こうやって実際にお会いした事が無い方の教えを私まで引き継げる事は有りがたい機会だなと思います。
芸術家さんのお父様が作られたキャニスターは男性が力一杯押しても変形しない程密で固い仕上り。
いつか私もそう言うキャニスターが作れるのだろうか?と思いながら制作していますが、道のりは遠く。苦笑
過去のお父様の作品を見ると使用している樹皮はとても厚いので、私が同じ様な樹皮を使ったら白樺樹皮に力負けしそうです。
話がずれました。
数日間この状態で安定させた後、底板を作り、側面樹皮を縁かがりして容器を完成させます。
その後蓋用の籠を制作していきます。
by yamazou13
| 2014-02-03 19:25
| 白樺細工