2013年 03月 13日
白樺のカゴ作りワークショップ in Finland |
仲良くさせて頂いているKippisさんが、去年私も参加した白樺籠のワークショップ&ホームステイを今年も開催されます。
今年は一時帰国の日程と1ヶ月以上ずれてしまい参加出来ない事が本当に残念です。普段もの作りをするわけではない連れ合いもとても楽しめたホームステイでした。
今年は去年の経験を踏まえきっと更に興味深い体験が出来るステイとなるのではないかと何れ話を聞けるのではないかと今から楽しみにしています。
【定員最大10名】
6月24日(月)〜29日(金)に予定されています。
1日目
ロバニエミ空港にお迎え
村に移動
2日目
森に行き樹皮採取&下準備
3日目
先生に習いながらカゴ作り
4日目
村で過ごす
5日目
ロバニエミ空港へ
※フライトの時間によっては空港に付く前にサンタ村に寄るかもしれません。
※最終決定は後日上記リンク先で確認をお願いします。
今年は手の平大又は両手におさまるくらいの籠を予定しているそうです。
樹皮採取から下準備をして自分らしい籠を編む良い機会だと思います。
少しでも多くの方が短い時間で編み上げる白樺細工のワークショップだけではなく、じっくりと素材を自然から頂くところから体験して頂きたいなと思います。
我が家が去年ロシアから参加した様に、日本以外にお住まいの方の参加も出来ますよ。
詳しくはKippisさんのブログやサイトをご覧下さいね。
去年ステイ先となったお宅にも声はかけていると言う事ですが、宿泊先は現在調整中。
Kippisさんのお宅での宿泊は(最大4人まで滞在可能・2部屋あるゲストルームの内ダブルベッド1台の部屋・シングルベッド2台1室の部屋ですのでダブルベッドを1台2人でシェア出きる方希望)となっています。
ラーヌヤルビは自然に抱かれて民家が点在している地域、ワークショップの日以外にのんびり自然を堪能&リラクックスするのに最適な環境です。
去年我が家は朝と夜釣りへ連れて行って頂きましたが、湖は静寂に包まれ、豊かな岸辺や何処までも広がる空をゆったりと写し込みます。
そんな湖にサウナの後ダイブしたりする事が出来るかも。
また、この時期は日が沈まない時期。日本ではなかなか体験出来ない環境をぜひ楽しんで頂きたいと思います。
メインの白樺細工に絡む日程は2日目と3日目。森へ入り、自らの目で白樺の樹を選び、自らの手で樹皮を剥いでいきます。
時期的に蚊(日本の蚊よりかゆみが強く出る事が有るので長袖長ズボン、軍手に首にはタオル等を巻、最大限肌の露出を控えて下さいね)が発生するうえに、樹皮を剥ぐという作業は予想よりも重労働だと思います。
そして剥いだ後は、誰かが運んでくれるわけではなく、自分で道路まで運びます。
ラーヌヤルビの森は私の住んでいる村の森と比べると足場はずっと良いとはいえ、平に整えられた場所では有りません。剥ぐのも運ぶのも慣れていなければ重労働、でも翌日自分達で剥いだ樹皮を使って籠を作る事になるのでその充実感はまたとない機会となることと思います。
この最初の作業無くして白樺細工を作ると言う事は出来ない一番重要な作業の一つです。
ぜひフィンランドの森でご自身で体験して頂きたいと思います。日本で一連の作業を行えるワークショップへ参加した方も、また国が違い森が違うと別のものが見えてくると思います。
そして、樹皮を採取したら今度は籠を編む為の準備が始まります。
日本でも開かれる機会が増えた白樺細工のワークショップの大半は既に帯状に樹皮が切りそろえられているものが多いかと思います。
そういう入門のワークショップとは違いこのワークショップでは全て自分の手で行って籠を仕上げるまで進んでいきます。
その時の樹皮によってこの作業も簡単な場合も有ればなかなか進まない場合も有ります。また手が比較的早く慣れる方とそうでない方でも当然進み具合が違って来ます。
それでも、この作業無くしてこれまた籠は編めないのです。
体験されるとわかると思いますが、実際に籠を編むという作業は一連の流れの中では最後の最後。一番楽しいほんの一瞬の部分です。
慣れないと一気に調え終える事が出来るわけではないけれど、その分既に準備された材料で籠を編む事から更に深く白樺細工を体感して頂く事が出来ると思います。
そして、ラーヌヤルビの村に着いたら自分で採取し、調え籠を編むと言う事にきっとワクワクして来るはず。
1人でも多くの方がこのワクワクを体感して頂きたいそう思っています。
日本でも樹皮が買える様になって来た事は素晴らしいことですが、白樺の樹皮は一度剥ぐと数年で生え変わる様なものではなく、長い年月をかけなければ復旧しないもの。(私はまだ、再度樹皮が蠅揃い、また白樺細工に使える様な樹には出会った事はありません。樹皮は再生したものの、薄くとても再度白樺細工に使える状態では有りませんでした)
大量に出回ると言う事は本来森を潰したりしない限りあり得ない事です。
フィンランドでは樹皮を剥いだ白樺は切り倒すそう。そういった事にも思いを寄せながら白樺細工を作ってみて頂きたいと思います。
去年のホームステイ関連記事
注:関連記事の中のステイ先での体験は、あくまで去年受け入れて下さったお宅での体験となります。
樹皮採取にトナカイ追い見学まで盛り沢山な2日目
白樺細工にサウナ巡りにパン作り
初めての森、初めてのフィンランドの白樺
作り続けて何十年の先生にお会いしました(今年同じ先生になるかは現在調整中です)
by yamazou13
| 2013-03-13 22:58
| お知らせ